動物を好きになる

生物関係を学んでいる大学生が動物についてのことを紹介していきます!

北海道の希少猛禽類

 北海道には多くの猛禽類が生息していたり、渡ってきたりしています。しかし、その一部は絶滅の危機に瀕しています。その何種かを紹介していきます。

 

オジロワシオオワシ

 オジロワシは体全体が茶色で尾が白くとてもきれいなワシです。全長は大きいもので90㎝ほどありかなり大きいです。食料は主に魚であるが、カモなどを襲うときもあります。

 オオワシは尾と肩、額が白く、それ以外は黒くこちらの種もとても美しいワシです。また、大きさもオジロワシよりもやや大きく日本で一番大きいワシです。主な食料はオジロワシと同様に魚です。

 しかし、現在問題となっているのはエゾシカの死骸を食べることです。これらのワシ類が生きているシカを襲うことは多くない。だが、列車に轢かれたシカやハンターによって放置されたシカを食べることがあります。ここに大きな問題があるのです。

 列車に轢かれたシカを食べるために線路に近づいたワシが轢かれてしまうということが起きています。この現状を考えたらシカが轢かれたら、早急に撤去するべきでありますが、列車の会社がすぐに撤去できるわけではない。そこにはおそらく、人員的な問題や土地的な問題があると思います。もはや、生物学的や獣医学的な問題だけではなくなってきているので、様々な分野との連携が必要だと思います。

 もう一つの大きな問題は鉛弾の使用するハンターのシカの放置による鉛中毒です。北海道では鉛弾の使用が禁止されていたりしますが、一部でまだ使われていることになります。故意ではない人もいるかもしれませんが希少な動植物との共存するために、いろんな情報を共有したり、ルールを守らなければいけません。

 他にも、風力発電所でのバードストライクなどの問題があります。

 

シマフクロウ

 シマフクロウは北海道だけに生息する世界最大級のフクロウです。主に魚を食べる。魚を主食とするフクロウは日本では珍しい。最新の調査では個体数がやや増えている結果があるが、それでも個体数がまだまだ少ないのが現状である。

 シマフクロウの絶滅の危機の主な原因は生息環境の悪化である。餌となるの魚類の減少や営巣に適した大木の減少などがあげられる。一年中北海道にいるフクロウは冬に渡ってくるオオワシなどとは違う問題がある。これらの問題を解決するために人口の巣箱を設置したり、池に魚を放したりしている。

 シマフクロウは現在、旭山動物園釧路市動物園で見ることができます。興味をもった人はぜひ見に行ってみてほしい。